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佐々木正美さん講演会を実施しました

先日、2月20日に 大阪府おやこ劇場連絡会主催の佐々木正美さんの講演会が開かれました。
「だいじょうぶやで、まだまにあうよ~子育てはいつでもやり直し~」をテーマに
穏やかな口調でお話をしてくださいました。

親の前でわがままを言う、手のかかる子は全くもって正常ですよ、
親を信じることが出来るからだだっこになれるんです、というお話は、まるで
「大丈夫だよ、その調子!」と背中をやさしくたたいて応援してくれているようでした。

ここに、佐々木さんが書かれたコラムがあります。
とても分かりやすく、みなさんにも是非読んでいただきたいと思いましたので
ご紹介したいと思います。

人と人とが頼り合える社会を、劇場を基盤としてみんなで育んでいきたいですね。

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佐々木正美先生のコラム ~人を信じられる子に~
凶悪犯罪が続くなかで、人への信頼感をどう伝えたらいいですか?

どんな人の心の中にも善意と悪意があるものです
子どもを巻き込んだ犯罪が続くと、確かに親は不安になるでしょう。他者との接触を恐れる気持ちもわかります。けれど、人の善意を伝えることをやめてはいけません。こんな時代だからこそ、善意を信じられる人に育てなくてはならないとわたしは思います。
 世の中には、悪い人も怖い人もいる。でも、いい人はそれ以上にたくさんいる。こういうことを子どもにちゃんと教えてください。
 実は先日、車で道に迷ってしまったので、二人連れの学生さんに道を聞きました。彼らは一生懸命考えたあげく、「説明しにくいので、ぼくたちについてきてください」と、車の前を(車道です!)二人で走りだしたんです。結局、目的地まで走ってきてくれましたが、ありがたかったですね。
 こんなふうにね、世の中にはいい人がいっぱいいるんですよ。でも、すべてが善良である人はいません。一人の人間の中にも善意の部分と悪意の部分があるんです。これは必ずありますよ。「人には悪意なんてない」なんて、そんな育て方はだめです。誰にだって悪意はあり、自分にだって悪意がある。それでもなお、人の「善意の部分」をちゃんと信じられる人、そして自分の善意を発揮できる人に育てるのです。


こうあってほしいけれど「そうならなくてもいい」
 人と人とが信じ合える社会を、わたしたちはつくっていかなくてはなりません。人を信じられる子どもを育てなくてはなりません。でも、それは「見ず知らずの人を信じられる」ということではありませんよ。そういうことじゃない。
 友だちを信じられる。お隣のおばさんを信じられる。親戚を信じられる…。身近にいる他人を信じられ、頼り合える社会をつくるということです。その基礎になるのが、「親子の信頼関係」と、「自分への信頼感」(自己肯定感)です。人の善悪を信じるためには、この二つが絶対に必要なのです。
 みなさんは、わが子を信じることができますか?
 「信じる」という言葉をいいかげんに使っちゃいけませんよ。本当は信じていないから、「信じている」という言葉を使いたがる人が多いんです。でもそれは、信じていることになりません。
 わが子を信じられなくなると、親は口うるさくなりますね。ガミガミ言ってコントロールしたくなる。
 そうではなく、「あなたが生まれてくれただけで、わたしはうれしい」、「それだけでもう十分なんだ。あなたはいい子だ」と、そういう思いを子どもに伝え、そういう気持ちで育てることが「信じる」ということです。
 もちろん親ですから、「こうなってほしい」という思いはありますよ。そのために、家庭の中でいろいろなことを教えていくのです。
 わたしだって、家内と「こういう子になってほしいね」という話をしました。ただ、そのあとで必ず「でも、そうならなくてもいいよね」と言いましたね。親にそういう視点があるだけで、子どもは安心して大きくなれると思うんです。

守るべきは子どもの自尊心。親の体面ではありません。 
以前、あるテレビ番組のために少年院に取材に行きました。罪を犯した少年たちの親のことを聞くと、表現はちがっていても、みんな同じことを言いましたね。「親の世間体やプライドを常に優先させて、子どもの世間体やプライドなど考えてもくれなかった」と。
 親に自尊心があるように、子どもにも自尊心はあります。その二つがぶつかったとき、親はけっして「子どもの自尊心」のほうを優先してはくれなかったと言うのです。ある子はこう言いました。受験に失敗したとき、その子は「A高校じゃなくてもいい」と言い、実際に行った高校で満足して過ごしていたのです。しかし親が「それじゃわたしの気がすまない」と怒ったというのです。
 わかりますか?その親の欲しかった子は「A高校に行く子」なんです。血統書のついたペットが欲しいのと同じです。それを子どもは敏感に察知して苦しむのです。自尊心がめちゃくちゃになってしまうのです。
 いちばんたいせつなものは、子どもの自尊心です。これを守るためなら、親の体面なんていくらつぶれてもかまいはしません。「親の顔にドロをぬってしまった」なんてこと、子どもには微塵も思わせてはいけませんよ。
 子どもは、自分の自尊心や体面を守ってもらうことで、「親に信じてもらえた」と実感します。そして信じてもらうことで、「自分は価値ある人間だ」と知るのです。
 自分をたいせつに思うことができれば、他人のこともたいせつにします。悪いことはできなくなります。


親にたいせつにされるから、自分をたいせつにできる。
親が信じてくれるから、人のことも信じられる
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